●完全に大人の事情で、普段なら絶対見ないタイプの映画を2本見た。
普段見ないタイプの作品なのでうかつなことは書けないが
せっかくなので良かったと思えたことを書く。『わたしの幸せな結婚』 『なのに、千輝くんが甘すぎる。』
●この2本は予告で見た時の印象は良くなく「また……高飛車なイケメンのセリフの映画か……」だった。 で、まず先に『わたしの幸せな結婚』を見たのだが、驚いたのが画面のルックスはとても映画的だった。 完全に予備知識なかったのもよ方tが、明治ー大正的なパラレルワールドの美術もとてもよく 画面の色合いもしっとり落ち着いた作りで、光線などの処理はやや浮いていたが 前半のヒロインの虐げられる設定は苦痛だったが、中盤から設定も飲み込めてきたので楽しくなてきた。
明治ー大正的な美術にバトルの設定は『帝都物語』『帝都大戦』的で 個人的にはこのような作りはとても好きだったのもあるし 何より主役二人の少女漫画的ルックスがとても合っていた。 目黒蓮は所作がとてもきれいで意外と抑えた演技なのも良かった。 作品名は出さないが、最近見た某作品よりよほど映画的だったのには驚いた。
『なのに、千輝くんが甘すぎる。』にいたっては本当に見る予定ではなかったし 『わたしの幸せな結婚』のようなアクションもないので こちらは演出とセリフに背中がモゾモゾくるものはあった。 が、ヒロインの畑芽育のルックスは80年代の少女漫画カラー原稿そのもので ブラウン系の線画に目も日本人にしてはブラウンやブルーなどが当てられた色合いのまんま。 基本、浜辺美波とかみたいな美人系顔なのだが ポカーンとする顔の抜けた感じも漫画的で面白い。
正直『わたしの幸せな結婚』の後だと、映画的な部分を探すのは難しいが 逆に約100分という、テレビドラマでも2話分の長さにまとめ切ったからか 間延びせず余計なドラマやミスリードとかを作る必要ないので 1つのテーマで突き通せる強さがあった。
おそらくこの映画は、見終わってから一人で感想を巡らすのではなく 同じ環境で見た友達とかと話すきっかけになるための作品とも感じた。 すくなくとも男子校だった私からすれば十分SF作品的と言っていいかもしれない。
この2本とも完全にアウェイな中で見た。それぞれのリアクションは別だったが 良作とも「また見たい」という声が聞こえてきたから、十分対象の方達には響いたのだろうし 両作品とも難しい予備知識などは要らなく、普通に急に見ようと思ってからそれになりに2時間は劇場で楽しめるのだろう。
今回私に収穫だったのは、普段見ないタイプの映画に見る色調整だ。 特に人物で『なのに、千輝くんが甘すぎる。』なところは試してみたい。
●それとは全く違う話だが、久しぶりに新宿ディスクユニオンに行ったので シネマ館で『ミッション・インポッシブル ローグネイション』のsteelbookをサルベージ。 外箱 裏面には1000コ限定を示すカードなど ポストカード、コースター、レンシキュラー処置のsteelbookなど
たまに行くと、ebayなどでは結構良い値段する steelbookなどが見つかるので 今回はいいサルベージになった。
●こちらはハンス・ジマーの『シン・レッド・ライン』2枚組みサントラレコード。 表面はCDと同じデザインだが 大きさの関係で レーザーディスクを思い出した。 赤いクリア盤 とてもきれいな色で好きな使用。
収録内容はサントラCDと同じ。 4枚組みCDも持っているが 改めて聞くと、戦場の風を感じさせ 魂の鼓動を感じられる名盤
●バラバラのことを更新しましたが、Blogなのでお許しを。 でも、普段見ないものを見るのは発見でもあるし
50過ぎてなにかと保守的になりがちなことを考え直すきっかけにもなった。
by suzuki-ri
| 2023-03-28 15:36
| 映画
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