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日々雑感 1月30日 ARROW VIDEOから3/18発売される4Kリマスター「リング」Blu-rayと、当時の感想。

●1998年に「らせん」と同時公開で大ヒットした中田秀夫監督の「リング」が
 英国ARROW VIDEOから4Kリマスターで発売される。
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こちらはsteelbook仕様。

●「リング」は1995年にもドラマとして制作されたが、映画版の方が有名かもしれない。
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まだあどけない感じの竹内結子
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松嶋菜々子も若く凛々しい。
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我らがデュークこと、真田広之も出演。

●一番下に20周年盤の予告動画を貼ったが、確かに薄暗い雰囲気を出しつつもディテールも丁寧にリマスターされている。
 当時はビデオだったので走査線あるブラウン菅の映像も逆に新鮮で生々しい。
 ARROWなのでおそらくリージョンB固定だが、もしリージョン切り替えできるプレーヤーをお持ちの方にはおすすめ。

●公開当時は「ものすごい怖い」「劇場で泣き出す人もいた」などの噂も飛び交い
 ほぼ満員の劇場で見た覚えがある。確かに女性の悲鳴などや、男性でも飛び上がっている人などもいたが
 正直あんまりノレなかった方だった。個人的に好きな俳優ばかりでていて楽しかったのだが
 最後のアレってそんなに怖いか? 正直急に怪物化して冷めてしまった…という感想だった。
 ただその後ハリウッド版が出た時に見直したりした時には、確かに丁寧な物事の積み重ねと
 画面を覆うなんとも言えない重苦しい空気感。そう楳図かずお漫画のような頭上がいつも暗い雰囲気が素晴らしいと思った。
 (ただやっぱり最後のアレはやりすぎだと思ったが)

●日本でもその後「呪怨」というこれまたエポックメイキングなホラーが出たが
 こちらも個人的にはあまりにスタスタ出てくるので笑ってしまうのと
 もう、あの家に関わった人は関係なく不幸になる「悪魔のいけにえ」的な不条理さと
 日本の湿度はちょっと合わないんじゃないかなとも感じたが
 おそらくそれは古い考え方なのかもしれない。

 リングや呪怨の頃は携帯電話も普及が進み、若い子も普通に持つようになってきた。
 それに伴う悪い作用として「出会い系」とかの商売など
 今までだったらもっと段階踏んだはずなのに、急に犯罪性あるところまでの距離が縮まり
 昔の日本のような因果応報的な怖さより、交通事故的な怖さが日常になってきたとも思ったからだ。
 (他にも不条理な犯行とかも増えたりもあったが)

 なんにせよ、このような形で日本のホラーはまだまだ海外でも評価は高い。
 国内でもリマスターなどが出たらいいのだが……。

[日本盤 プレミア価格担っているが……日本でも出たりするかね……]


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by suzuki-ri | 2019-01-30 16:47 | DVD・ホームシアター | Comments(0)

リドリー・スコットを中心に映画やBlu-ray、ZZ-R(休み)などページです。 FBでリドリー・スコット作品の海外・国内で購入できるBlu-rayを沢山紹介した「Ridley Scott作品のBlu-ray」もやってます。


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