●「ゲティ家の身代金」国内版Blu-rayが発売された。私は北米盤を持っていたがリドリー信者なのでお布施と
あの無情かつ憎々しいゲティを、どう吹替では楽しめるかな…と思い購入した。
パケは日本盤のチラシなどとほぼ同じ。作品や北米盤の感想は過去に書いたので、日本盤の事などを中心に。特典は未公開シーンとメイキング、予告などだが未公開シーンにはケビン・スペイシーの場面が入っているわけではない。結構予告で使われてて本編に入っていないシーンなどがある。で、ここで嫌な予感した。日本語表記が無い!そう。吹替が収録されていないのだ。ちょっとこれにはビックリした。それが日本盤の楽しみだったのに……。劇場でも吹替はなかったが、レンタルとかでもメジャー作品は大体吹替入れているのに…。特典のメイキンは「全てはここから始まった」感で。リドリーと話して、なんとなくはしゃいでいるウィリアムズが可愛らしい。このコメントはプラマーのだが、前に「ハンニバル」で、アンソニー・ホプキンスらも同じコメントをしていた。リドリーはテイクも重ねないし、役者には撮影背景をちゃんとセットしたらあとはムダなく、特に最近は早撮りなので役者には好評のようだ(ブレードランナーでハリソン・フォードと関係が悪くなった頃とはかなりの変化)それで本人もこんなコメントをしているが、あの久しぶりに英国美術とスモークと逆光多様の美しい映像をこのペースで取っているのかと思うとクラクラする。恐ろしきバイタリティと決断力だ。 しかし、リドリー作品は「プロヴァンスの贈りもの」も角川で、あまりいい画質でなく特典も少ない発売で
未だに日本ではBlu-rayも出ていない。作品にもよるが角川や松竹が洋画の権利を持つとあまりいい印象が無い。
(『1492コロンブス』も同じくそう)
うーん。楽しみにしていたBDだったので正直作品の評価とは別でがっかりだった。
作品は今の所私の2018年度ではベスト3に入る。