●ハンス・ジマーが担当した「ダンケルク」サウンドトラックのレコードが届いた。
きっとレコードの方が出るのではと思い結構まえに注文。
劇中の海のようでいいのだが、作品イメージからちょっと離れているかなと思い通常盤にした。
聞いてみるとCDより若干中低域が太いが、不協和音などの音の広がりはCDより
いい意味であちこちに散らばる感じがする。
秒針の音と、低くうなっている音、サイレンのようなメインパートはある一定の距離を保つのに対し
重なるノイジーな効果音(?)はレコードの方が耳に近く距離感の強弱が面白い。
●ディスク・ユニオン曰く「最も落ち着かないサントラ」と評されたが
本当に聞いているとレコードで癒されるとかの真逆の音ではある。
実験的なプログレみたいでもあるが。
ただラストの曲とエンドクレジットの曲の前半は、劇中と同じで主人公のような
やっと助かった。秒針が止まったあとの安堵感を感じられるのが嬉しいし感動的だ。
●一度聞いたあとにオルトフォンのカードリッジに変えてみたが
高音がより伸びるのだが低域はやや薄くなるかも。一長一短だが
ジマーのスコアはクラシック寄より、ロックなどの方向に合わせた方が聞いてて楽しい。
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Snake
at 2017-10-19 14:17
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Dunkirk のサントラいいですよねw
安易に良いと云うのはちょっと違うクセになるという意味で
映画のユーザレビューで音楽が不快きまわりないと言うレビュー読んでそれが狙いだものと言ってやりたくなりました
追い詰められる空気感、映画のアンダースコアとしてはこれ以上ないものな感じ
コンサート会場でのマニュピレータのような仕事ですよね
安易に良いと云うのはちょっと違うクセになるという意味で
映画のユーザレビューで音楽が不快きまわりないと言うレビュー読んでそれが狙いだものと言ってやりたくなりました
追い詰められる空気感、映画のアンダースコアとしてはこれ以上ないものな感じ
コンサート会場でのマニュピレータのような仕事ですよね
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suzuki-ri at 2017-10-19 14:41
Snakeさん:このサントラは、最初聞いた時は
ジマー・ファンの私でもどうなんだろう…と思いましたが
セリフの少ないまるでサイレント映画のような本編とのマッチングはよく
映画を見た後はこのサントラも好きになりました。
そういえば「ダークナイト」のジョーカーのテーマも
音楽というより音の歪みみたいなものでしたし
ノーランと組む時のジマーは色々な実験的なことをやってくれるので毎回楽しみです。
ジマー・ファンの私でもどうなんだろう…と思いましたが
セリフの少ないまるでサイレント映画のような本編とのマッチングはよく
映画を見た後はこのサントラも好きになりました。
そういえば「ダークナイト」のジョーカーのテーマも
音楽というより音の歪みみたいなものでしたし
ノーランと組む時のジマーは色々な実験的なことをやってくれるので毎回楽しみです。
by suzuki-ri
| 2017-10-19 09:51
| 映画
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