「ハリウッド映画のメジャー所が公開されるのは当たり前の事」
なんて思ってませんか?本作は試写会まで行ったあとに
急遽一般公開中止になった、隠れた名作だ。
Black Sunday ブラック・サンデー
[公開中止とビデオでの人気]
トマス・ハリス原作、ジョン・フランケンハイマー監督の本作は
急遽映画館では見る事が出来なくなった。
私はリアルタイムでは知らない事件だが
配給会社にテロリスト(真相は不明)からの
「上映劇場を爆破する」という脅迫があり
ミュンヘン・オリンピックの悲劇もあったので
前売り券まで出ていたのに「中止」になった。
当然、評論家等は見ていたわけで
その隠れた名作は映画雑誌やサブカル本等で話題に。
輸入ビデオでも人気商品だった。
レンタルビデオが普及しCICから発売され
私は始めて見る。1977年の映画なので
特殊撮影等に稚拙な感じはあるが
142分テンションの下がらない演出にうなった。
映画はテロリスト・グループ「黒い9月」からの
合衆国への爆弾テロが、スーパーボール会場で
計画される事から始まる。
前半はテロ側と守る側ロバート・ショーの
シーソーゲームにドキドキし
中盤に例の「ダーツ実験」で戦慄。
最後は一大アクション・パニック映画で終わる。
しかし、国内のVHS、LDともテレビサイズに
トリミングされ、シーンによっては構図がバッサリ
左右のパンがうるさいなど不満もあった。
(北米ではLDのLBも出たが、なぜか手を出さずに終わった)
[DVDとして]
Paramount Homeなのであまり期待していなかったが
やや赤茶っぽい70年代の映画の色調だが
全体に発色は良くなっている。国内LDでは潰れていて
見にくかった所も見やすい。
暗いシーンはノイズがやや目立つのが残念だが
全体にレストアはいい方。
なによりスクイーズのシネマスコープなので画面が広々している。
後半のスタジアムのパニックは
4:3のトリミング画面では味わえなかった迫力だ。
音声はオリジナル(?)のモノラルと
5.1chにリミックスしたのが両方収録。
派手なサラウンドを期待すると肩透かしをくらうが
ダーツの発射音やパニック場面ではサラウンドが効果をあげる。
全体にスコアの音が、こもり気味なのは残念。
特典は無し。
今見ると、どうしても「9.11」を思い起こさせる話だ。
しかし、フランケンハイマーの「大娯楽作」でもあり
ロバート・ショーが頑張って防いでくれるのが
映画で良かったと思わせる。
今だ国内では未発売だが
リージョン1が見られる環境ならお勧めしたい。
なんて思ってませんか?本作は試写会まで行ったあとに
急遽一般公開中止になった、隠れた名作だ。
Black Sunday ブラック・サンデー
[公開中止とビデオでの人気]
トマス・ハリス原作、ジョン・フランケンハイマー監督の本作は
急遽映画館では見る事が出来なくなった。
私はリアルタイムでは知らない事件だが
配給会社にテロリスト(真相は不明)からの
「上映劇場を爆破する」という脅迫があり
ミュンヘン・オリンピックの悲劇もあったので
前売り券まで出ていたのに「中止」になった。
当然、評論家等は見ていたわけで
その隠れた名作は映画雑誌やサブカル本等で話題に。
輸入ビデオでも人気商品だった。
レンタルビデオが普及しCICから発売され
私は始めて見る。1977年の映画なので
特殊撮影等に稚拙な感じはあるが
142分テンションの下がらない演出にうなった。
映画はテロリスト・グループ「黒い9月」からの
合衆国への爆弾テロが、スーパーボール会場で
計画される事から始まる。
前半はテロ側と守る側ロバート・ショーの
シーソーゲームにドキドキし
中盤に例の「ダーツ実験」で戦慄。
最後は一大アクション・パニック映画で終わる。
しかし、国内のVHS、LDともテレビサイズに
トリミングされ、シーンによっては構図がバッサリ
左右のパンがうるさいなど不満もあった。
(北米ではLDのLBも出たが、なぜか手を出さずに終わった)
[DVDとして]
Paramount Homeなのであまり期待していなかったが
やや赤茶っぽい70年代の映画の色調だが
全体に発色は良くなっている。国内LDでは潰れていて
見にくかった所も見やすい。
暗いシーンはノイズがやや目立つのが残念だが
全体にレストアはいい方。
なによりスクイーズのシネマスコープなので画面が広々している。
後半のスタジアムのパニックは
4:3のトリミング画面では味わえなかった迫力だ。
音声はオリジナル(?)のモノラルと
5.1chにリミックスしたのが両方収録。
派手なサラウンドを期待すると肩透かしをくらうが
ダーツの発射音やパニック場面ではサラウンドが効果をあげる。
全体にスコアの音が、こもり気味なのは残念。
特典は無し。
今見ると、どうしても「9.11」を思い起こさせる話だ。
しかし、フランケンハイマーの「大娯楽作」でもあり
ロバート・ショーが頑張って防いでくれるのが
映画で良かったと思わせる。
今だ国内では未発売だが
リージョン1が見られる環境ならお勧めしたい。
by suzuki-ri
| 2005-01-26 16:06
| DVD・ホームシアター
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