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DVD・ホームシアター

2001年…を今年も見る。

昨晩、毎年「なんとなく決めた事」で
2001年宇宙の旅を見る。

新しい環境では初めて見るが、両隣り&下の家庭は
帰省されてるみたいなので、いつもの「夜モード」より若干音量大きめ。
と言ってもこの映画。爆発シーンなんかは無いので
心地よいクラシックのBGMが自分をより包む感じの
ここちよい大音量だ。

昔は冒頭の猿のシーンで、くじける時が多かったが
最近はこの部分から、宇宙への橋渡しまでが
一番テンション高く見られる。骨を投げて
宇宙船になり、美しく青きドナウが流れ
宇宙ステーションまでのシーンは「本当に完璧」
編集、リズム、BGMのタイミング
そして特殊効果の完成度。どれをとっても完成されている。
これが30数年前の映画とは…。

そこからディスカバリーの話まではやや睡魔に襲われるが
HALとの静な戦いに興奮。最後のスリットスキャンの
ドラッグ的な映像に酔い、スターチルドレン誕生で
幕を閉じた。


[DVDとして]
ワーナーの再発売のコレクターズ版を見たが
先の通常版より、暗部のツブレは少なくなり
映像も美しくなっている。白い画面が多いので
家のプロジェクターZ-2では、やや飛び気味だが
元がしっかり収録されているので
細かい模型の質感は、あまり損なっていない。

しかし、個人的にはLDのCAV版。
これが一番好きだ。レターボックスの70mmフォーマットなので
明かに解像度は不足しているし、家のLDも
いいモデルではないのだが、音はPCMですばらしく
まさに「ニューイヤーコンサート」だ。
CAVの良い所(遊びだが)は、本当にフィルムの編集のように
滑らかな映像のコマ送りやスローが楽しめる。
完璧な特殊効果は、スローで見ても
まったく荒がなく当時LDのうたい文句
「特殊効果を見破れ!」も、本作の前ではひれ伏すのみ。


[最後に]
本作。やはり映画という表現の中では
最高の作品だった。近代芸術の域まで行っている。
この映画を見て「何か感動があるのか?」
「哲学的すぎてわからない」「退屈」の声もあるが
はっきり言えるのは、ある程度の大きさの画面で
「体感」する事がこの映画の
正しい見方の1つではないだろうか?
映像に身をゆだねるだけでいいのかもしれない。
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by suzuki-ri | 2005-01-02 10:33 | DVD・ホームシアター | Comments(0)

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