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キングダム・オブ・ヘブン

キングダム・オブ・ヘブンとワールド・オブ・ライズのちょっとしたリンク

あと1月ちょっとで公開される「ワールド・オブ・ライズ」
残念ながら北米では興行的に失敗となってしまったが
比較的評価は下がらなく(imdbでは7.6)
他に公開された国でもそこそこ興行的に頑張っているので
もしかしたらDVD発売で再評価とかもあるかも。

原作本が発売されていたので買ったが
「キングダム・オブ・ヘブン」のファンの方は
是非310pから数ページ読んでもらいたい。
レイナルド(ルノー)・ド・シャティヨンという名前が
すぐ出て来るのでニヤリとするだろうが
主人公フェリスを現地で知り合った女性が
カラク城へ案内し十字軍の事を
現在の中東との関係になぞらえて語る場面がある。
「十字軍は1つの大きな嘘から始まった」と。
この場面はワールドの本編に出て来るのか
見ていないので分からないが重要なポイントだと思う。

本作は脚本もキングダム…と同じ人なのだが
他にも思えばテーマ以外で作品の扱いの似ている所を
『半分ムリヤリ』キンクさせると

・展開がぎこちない
・ロマンスが不要
・スペクタクルは凄いがオリジナリティが…等があるが

「展開…」はキングダム…は50分のカットの弊害だった。
ワールド…は果たして…。

「ロマンス…」もキングダムはディレクターズカットで
尺が増え説得力のあるものに。
ワールド…は原作を読む限りは必要な要素だと思う。
(妻との離婚問題と同時進行するのが、やや話の腰を折る感じだが)

「スペクタクル…」もキングダム…では
「指輪物語」の3作目と比較が良くされたが
あちらは縦横無尽にカメラが動き、様々な生き物が
大量に城を攻めるのだが、ファンタジーだというのもあって
「なんでもアリ」的な所が、物量の割には鬼気迫る迫力…とは
個人的には思えなかった。
キングダム…は十字軍を「もしCNN」が取材したら…的な
生々しさと構図の上手さで、尺こそ長くはないが
大画面で見ると一目瞭然の差があると思う。

主役もオーランドとディカプリオと美男両者を
髭で押さえ、ハードな事をやらせるのも似てるか。


やや優等生的にまとまった「アメリカン・ギャングスター」より
歪であっても、監督らしさが出ていれば…と期待している。
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by suzuki-ri | 2008-11-12 10:20 | キングダム・オブ・ヘブン | Comments(0)

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