ピカソの線。

日曜に新宿でピカソ展を見に行った。
 

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日本初公開 幻のジャクリーヌ・コレクション
ピカソ展


新宿・損保ジャパンビルで開催されているピカソ展。
同時期に別の美術館でも開催されているようだが
こちらは二番目の妻・ジャクリーヌの秘蔵作品を展示したもの。

もともと学生の時はあまり抽象画などは好きでは無く
ピカソも若い時の優れたデッサンや、青の時代は好きだったが
いわゆる「誰しもが思い浮かべるピカソ」の絵は
理解しようともしなかったし、特に興味も無かった。


しかし社会人になり、しばらくたった時
ある美術展で見たピカソの作品を見て
思わず画面に見入ってしまった。

「線に迷いがない」のである。

考えながらではなく、思ったまま筆や木炭
チューブをそのまま走らせた絵には
躊躇や迷いが感じられず、異様な迫力に満ちていた。
考えながら失敗を恐れながら
筆をすすめていた学生の頃を思い出した。


そして今回の展示会では、鉄板を曲げペイントしたものや
習作の数々を見る事が出来たのだが
1つ寂しかったのは、やはりピカソにも老とともに
タッチの弱さが見えてしまった事だ。
同じ展示会場で見比べるとより明確にわかり
マジックペンなどの作品からは印刷物と変わらない
「製品的」な感じもとれた。

ただ91歳で生涯を閉じるまで創作活動をしていた情熱と
新しい物づくりへの冒険には、さすがピカソというほかない。


展示会場の出口には「お決まり」のポストカードや
プログラムなどが並んでいたが、印刷物の限界が哀しく
1つも購入しなかった。
ピカソの絵には生で目にしないと見えてこない色と
素材との戯れたあとが見えてくるのだから。
Commented by voodoo at 2004-09-21 15:11 x
絵と言えば... 閣下ことマイク水野をファンの小学生が書いた絵。
すばらしい。すごい好き。
http://www.mizunoharuo.com/mahiro/mahiro14s.jpg


マイク水野のオフィシャル・サイトにて他にもご覧になれます。
http://www.mizunoharuo.com/
Commented by suzuki-ri at 2004-09-21 16:08
水野晴郎さんのライフワークも続いてますねー。
子供の絵はいいねー!HPのトップのすでに「ぷっ!」
ギャラリーは「格好よすぎ」なのもありましたね。

映画は段々上手くなってきてるようで
(1.2しか見てはいないんだけど)
珍作からは離れて来てるのかな?
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by suzuki-ri | 2004-09-21 09:55 | Comments(2)

リドリー・スコットを中心に映画やBlu-ray、ZZ-R(休み)などページです。 FBでリドリー・スコット作品の海外・国内で購入できるBlu-rayを沢山紹介した「Ridley Scott作品のBlu-ray」もやってます。


by suzuki-ri