●北米盤4K UHD「プライベート・ライアン」が届いた。日本ではまだアナウンスないが、日本語収録されているので発売されるだろう。
(4K UHDのみ日本語収録。同封のBDには未収録)
劇場やLD、DVDではとくに冒頭の場面はモノクロの記録映像のような色合いだったのだが
そこもBDよりは黒が出ているが(BDは今思うと全体に明るすぎ)、それぞれのディテールごとの色が
鮮やかにでているので、なんとなく黒くくすんだ印象とは大きく違う。
特に中盤以降はそれが顕著になり、天候の差を映像にしているのだと思うのだが
後半の戦闘ってっこう言ったらなんだが「普通の撮影の戦闘シーン」みたいに見えてしまう。
演出は今見ても素晴らしいので作品的にどうこうではないのだが
異様な感じはちょっと減ってしまったのは、その後の「ライアン・オマージュ」を見過ぎてしまったのもあるのかな?
●音声のDOLBY ATMOSはより360度繰り広げられるSEに高さと、軌跡の途切れなさを見事に出している。
最初は音声がやや大人しいかなとも思ったが、炸裂音や戦車などの重量感などは部屋を揺らす。
●この作品も公開から20年。これ以後は戦闘シーンというものは古今東西変わってしまった。
同時期の「シン・レッド・ライン」が特別に違うアプローチだったが
それ以降10年くらいはこの模倣ばかりで、私が好きな「ブラックホーク・ダウン」も本作への対抗心から出来たものだ。
近作でも「レディ・プレイヤー1」でVR世界を描いているが、本作は「戦場」をある意味VRとして観客に突きつけた
最初の作品なのだと思う。本当に劇場が戦場になったのを今でも覚えている。
[日本のanazonでも変えます。北米などのアカウントある方はそちらの方が半額くらいで買えます]
by suzuki-ri
| 2018-05-16 10:18
| DVD・ホームシアター
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