●同じ日に、北米盤と国内盤の「ブレードランナー」4K UHDが届いた。
先に北米盤を予約しててパッケージの違いもあるためそのままにしていたが
北米盤にも日本語字幕・音声が収録されていた。
前のロスレスでも良かったものが、より空間を広く感じるし、スピナーの移動感や
雑踏の気がおかしくなるような音声の洪水、そしてまだこんな音まであったかという発見。
ヴァンゲリスのスコアの伸びなど、音声の印象がBDより大きく変わった。
●本作はダグラス・トランブルの65mmを使った特撮シーンと35mmのアナモフィクスレンズ撮影が混在しているが
この4K UHDではその画質差をより感じられてしまうのが、まるでノーラン作品のIMAXと35mmみたいなものなのだが
まぁこれはフィルムもポテンシャルがそのまま出てしまう結果なのかもしれないが
特撮シーンと、普通のシーンのフィルム粒子感などが結構ちがうので、それが見ていてノイズになる人はいるかもしれない。
しかし、35年前の映画でここまでやってくれた事は本当に感謝。素晴らしい仕上がりだと思う。
Commented
by
TETU
at 2017-09-21 14:47
x
UHDが到着しましたので少し見てみましたが、コントラストが相当強くなってる割には暗部の調子が見やすく、BDでは陰になって暗く見にくかった部分が鮮明に出てるのには感心しました。さすがにHDRの効いた素晴らしい仕上がりになってますね。ただ、想像していたことですが35ミリ部分のグレインはBDより強く、そこの辺りが旧作UHDのこれからの課題になるのかなとは思いました。
私の個人的な考えですが、旧作UHDは他のUHDと比較するのはあまり意味がないのではと考えます。要するにその作品のBDより画質や音質が向上していればそれで十分なのだと。今回のブレードランナーでも細部の精細感は新作のそれと比べれば遥かに言見劣りしますが、それでも同じBDとの画質差は大きく、これならば十分に「成功した」と言えるのではないかと思います。
私もいくつか旧作UHDを見てますが、中には何のためにUHD化したのかと思えるような「失敗作」もあり、UHD化したからといって必ずしも良くなるわけでもないので、そこはよく選別するべきだと考えます。
特に今後出てきそうなスピルバーグ作品には何度も煮え湯を飲まされているので、慎重に対処したいと思っております(^^)。
私の個人的な考えですが、旧作UHDは他のUHDと比較するのはあまり意味がないのではと考えます。要するにその作品のBDより画質や音質が向上していればそれで十分なのだと。今回のブレードランナーでも細部の精細感は新作のそれと比べれば遥かに言見劣りしますが、それでも同じBDとの画質差は大きく、これならば十分に「成功した」と言えるのではないかと思います。
私もいくつか旧作UHDを見てますが、中には何のためにUHD化したのかと思えるような「失敗作」もあり、UHD化したからといって必ずしも良くなるわけでもないので、そこはよく選別するべきだと考えます。
特に今後出てきそうなスピルバーグ作品には何度も煮え湯を飲まされているので、慎重に対処したいと思っております(^^)。
0
Commented
by
suzuki-ri at 2017-09-21 19:31
TETUさん:旧作のUHDは70mmとかラージフォーマットのものでないと、厳しいかもしれませんね。
80年代からのスーパー35など、なんちゃってシネスコなども粒子が強調されて
BDより辛いものになりそうなりそうです(もし『ブラックレイン』とか出てもキツいでしょうね)
これから「未知との遭遇」「E.T.」なども出ますが、近作もスピルバーグはカミンスキーの
粒子強調撮影をするので4K UHDは相性が悪そうかなと。
ただブレードランナーはVHS,LDから何度も買い続けていたソフトなので
これが綺麗に今みても楽しめるのが嬉しかったです。
80年代からのスーパー35など、なんちゃってシネスコなども粒子が強調されて
BDより辛いものになりそうなりそうです(もし『ブラックレイン』とか出てもキツいでしょうね)
これから「未知との遭遇」「E.T.」なども出ますが、近作もスピルバーグはカミンスキーの
粒子強調撮影をするので4K UHDは相性が悪そうかなと。
ただブレードランナーはVHS,LDから何度も買い続けていたソフトなので
これが綺麗に今みても楽しめるのが嬉しかったです。
by suzuki-ri
| 2017-09-20 09:48
| リドリー・スコット関連
|
Comments(2)