映画

「グレートウォール」は「バトルシップ」枠映画か?

●公開前から「トンデモ」映画とは聞いていたので、そういう事は置いといて(脳は置いといて)
 チャン・イーモウ監督のケレンを楽しみ映画として見ると、IMAX 3D効果もあって予想よりは楽しめた。
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 なぜ宋軍にマット・デイモンが参加しているのかとか(盗賊に追われて辿り空いた先に巻込まれたのだが)まぁ、以外と違和感はない。
 万里の長城は60年に1度復活するといわれる饕餮(とうてつ)と呼ばれる怪物のために作っており
 騎兵や矢を撃つ兵隊などはイーモウらしく色分けされている。特に変わっているのが
 城の先にバンジージャンプ台みたいなのからロープで吊るされて戦う鶴舞台。
 ただこの戦いで10中8、9は死ぬという過酷な戦場。
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 ジン・ティエンはこの鶴舞台の司令官なのだが、どんなに過酷な戦場でもメイクがまったく崩れない
 中国美人&甲冑というまるでゲームの世界みたいなキャラ。
 「キングコング: 髑髏島の巨神」にも出ていたけれど、本作はほぼ主役級。
 「キングコング」もそうだが、レジェンダリー・ピクチャーズの推しているじょゆうなのだろうか?

 とにかく冒頭から、饕餮というカエルのバケモノみたいなのが「指輪物語」みたいに
 画面を埋め尽くす感じで襲っていくるが、城も巨大なハサミで対抗したりもう戦法はメチャメチャ。
 (褒めている)
 おまけに、アジアでよく見られる死者を弔う気球を大きくしたような
 有人の気球など(これも10中8、9は墜落する)も出てきて
 なんとなく「レッドクリフ」みたいなのかと思って見に来た人はビックリかも。

 3D効果は奥行き、高低差、適度な飛び出しなどアトラクション的に楽しい。
 そして上映時間は103分と短いので、冒頭のスケール感より以外とアッサリ解決してしまうが
 このノリで3時間とかやられたら徒労感のみ残るのでこれは正解かも。

 ただ、「ワールド・ウォーZ」や「オール・ユー・ニード・イズ・キル」で見たようなシーンは多いので
 中国風味がなければ、この企画自体はあり得なかったかもしれない。


●マット・デイモンは活躍はするのだが、共演のウィリアム・デフォーの扱いがこれでいいの?
 ギャグなのという感じ。ものすごいあっけない幕引きに驚いた。
 デフォー。最近こんな役ばかりだけれどいいのか?!




Commented by TETU at 2017-04-17 13:57 x
チャン・イーモウ監督の初期の作品はコン・リーなどを主演にした素晴らしいものばかりで、私の尊敬する監督の一人なのですが、他の監督にも多く見られるように予算をふんだんに使えるようになってくると、ご多分に漏れず質の低下は免れないようですね。ただ、もしかしたら監督本人は乗り気でなかったかもしれませんが、資本を出してる本国(中国)の要請で仕方なく引き受けた仕事かもしれませんね。

これは私の想像ですが、最近のハリウッドの地盤低下は中国資本の進出とも何か関係があるような気がしてなりません。前作のトランスフォーマーや昨今のヒーローものなどもそうですが、金も出すがけっこうクチも出しているのではないでしょうか…。もしも作品が彼らによって歪められてるとしたら、これは由々しき事態だと思いますが、まあそうでないことを祈りたいですね。
Commented by suzuki-ri at 2017-04-17 16:00
TETUさん:チャン・イーモウ監督は、アクションでも「HERO」のような作品もあるのですが
オリンピックの演出含めて、やや商業的な方の仕事が多い感じですね。
あとここまでCG使っていると、本人のコントロール外で色々進んでそうですね。

中国公開での興行を見込んだハリウッドが、1つは中国公開には中国でのロケや資本が必要なのと、2つは中国でウケそうなネタ、役者なども入れてあれもこれもになっているように思います。

逆に中国要素もなく、今まで公開されなかった「スターウォーズ」のEP7は中国ではあんまり当たらなかったようですし。

レジェンダリーに中国資本が入ったのが色々と不安です。
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by suzuki-ri | 2017-04-17 12:15 | 映画 | Comments(2)

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