映画

「ラ・ラ・ランド」は「セッション」と同じメソメソ男子映画だった。

●色々とバタバタしていたのだが、IMAXでやっているなら見たいと「ラ・ラ・ランド」に。
 本命として最多ノミネーションだが、本日アカデミー賞発表は果たして……。
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 一応、まだ公開間もないのでネタバレはあまりしないようにするが
 鑑賞前に情報を入れたくない方はご注意を!

 夢を求めている人が集まる街「ロサンゼルス」で、女優を目指しカフェでバイトをするミア(エマ・ストーン)と
 ジャズへの情熱はあるものの、生活の安定は厳しいピアニスト・セバスチャン(ライアン・ゴズリング)が出会い
 運命に向かって愛しながら進むが、それぞれの方向性が変わってきたことで2人の関係も…。

 冒頭の高速道路でのミュージカルシーンは掴みとして素晴らしい。
 カメラがどう回り込んで撮ったのか、リハーサルをどれだけやったのかとか思うと
 気が遠くなるくらいのスペクタクル的なダンスシーン。
 個人的にこの前に「シネマスコープ」の古い文字がスクリーンに出たところで
 往年のミュージカルやサイレント映画へのオマージュ映画と思ったが
 知っているもの、知らないもの含め(パンフの町山さん解説が素晴らしい)比較的
 中盤までトントン話は進んでいく。予告で感じた躁状態なダンスや歌に
 ちょっとしんみりやタップも含め緩急自在で素晴らしい。

 が、中盤以降雲行きが変わるのだがミュージカル的な動的な楽しさも
 ややしんみりしてくる。で、気づいたが監督は「セッション」のデミアン・チャゼルだ。
 そりゃ躁状態の楽しいのが続くわけないよなと思う。
 主人公のエマ・ストーンとライアン・ゴズリングだから「いい人」ぽいが
 「セッション」は映画館の女の子以外いい人が出てこなかったし
 主人公はいけ好かないヤツだったし…と見ていたら……。

 「あぁ、この映画はメソメソ男子映画なのか!」と。「セッション」も酷い振り方をした
 元彼女にライブがあるとか電話しちゃうダメ男子だったが、今回も終盤にまるで
 初恋の妄想が膨らんで膨らんで、それが頭のなかで1本の映画のようにつながってしまう。
 一歩間違えば大林監督のアレみたい(けなしてないよ)なすごい方向にいくのかと思った。
 そこをトンデモにしなかったのでやや切ない余韻で止めたのが、塩梅というか
 ちょっと突き抜けが欲しかったというか、そうなっていたらトンデモ映画だなとか
 色々とモヤモヤしながらエンドテロップになる。

 この感覚は「ジャーン!」でプッツい終わり、アレ?!という気持ちのなか
 エンドテロップを見た「セッション」に似ている。鑑賞直後は戸惑いが大きかった。
 結局そのあとセッションは劇場で4回見たけれど……。

 今回もそんな映画なように思えてきた。あと、IMAXで見るシネスコは若干スクリーンが
 上下レターボックスにあるのでもったいないように思えるが、大きな画面と音の意味はある。
 発色がとても綺麗なので大きなスクリーンなのに若干くらいTCXなどより
 2台のプロジェクターでスタックさせているIMAXの方が余裕ある画面だ。

 J・K・シモンズ ファンには出番が思ったより少ないので注意。
 しかし立川シネマシティは今「セッション」と本作を公開しているので
 見る順番間違えるとおかしな感じになるかも。

 おそらくまた再見する。ストーリー面では先日見た「メッセージ」の方が好きだが
 アカデミー賞らしいのは、こっちなのかなぁ…とも。



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by suzuki-ri | 2017-02-27 10:09 | 映画 | Comments(0)

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