北米でも大ヒットはしていない。ちょうどその頃は「スターウォーズEP3」に
注目も行っていたし、FOXも「十字軍英雄話かと思ったら…違うじゃないか!」な
当初の企画意図よりかなりイスラム側が「良く見える」作りだった事もあるのだろう。
本作にエルサレムの王を引き継ぎ、ハッテンの戦いで敗北する
愚かで好戦的なギー・ド・リュジニャンとその伏兵ルノー・ド・シャティヨンは
当時のブッシュ大統領とその取り巻きに近い感じだった。
そして今のトランプさんをニュースなどで見るとその時を思い出す。
まぁ、リドリー・スコットのこれまたあんまりヒットしなかった
(私は好きだが)
歴史大作「エクソダス 神と王」も同じような話だったので
もしかしたら今公開されたらもっと印象が違ったかもしれない。
あとスコッセシの「沈黙-サイレンス-」も、この次期見ると重なってくる。
なんにせよ、自分の意思にそぐわない考えを持つ民族は排除に
単純に見えてしまうのがなんともで、ボードゥアン4世が願ったような王国は
1000年以上たっても見えてこないのが悲しい。
by suzuki-ri
| 2017-02-01 09:59
| キングダム・オブ・ヘブン
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