映画

「ローグ・ワン」は歪だが個人的には大傑作だった。

●多くを語るとネタバレになるかもしれないが、結論を先に書くと
 個人的にはこのスターウォーズのスピンオフ作品
 「ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー」は大傑作だったと思う。
 IMAX 3Dで鑑賞。下は鑑賞時に頂けたミニポスター。
 
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 ここから下は、なるべくストーリーのキモは書かないが
 ややネタバレも含むので、まっさらでご覧になりたい方はご注意を。

 物語は、「エピソード4 新たなる希望」の少し前で
 デススターの開発者の一人だった父親を持つ娘を
 「アメイジング・スパイダーマン2」「博士と彼女のセオリー」「インフェルノ」で
 ここのところ乗っているフェリシティ・ジョーンズが演じている。
 女性が主役の作品が「フォースの覚醒」に続いているのは
 女性ファンも取り込みたいディズニーの意向もあるのだろうが
 前作も成功し、今回もイギリスの美人女優で男臭い世界観で輝いている。
 個人的にはスターウォーズシリーズで一番美人だと思う。

 あとは、デススターの設計図を奪うための潜入準備や
 メンバー集めなのだが、前半は正直行って演出も重く
 現場も行ったり来たりし、画面も暗めなので退屈される方や
 ここを批判する意見もわかる。が、監督は「ゴジラ」のギャレス・エドワーズ。
 ここの鈍重とも思える展開は計算ではないか?
 あと、2度目に見ると前半も短く「七人の侍」の前半のようだ。
 
 中後半で本作は一気に輝き出す。
 「フォースの覚醒」で見られなかった、壮大な宇宙戦。
 これは EP6の実質ブラッシュアップといっていい。
 スターデストロイヤーとデススターのディテール表現は
 「ブレードランナー ファイナルカット」のタイレル社のようだし
 巨大感と構図がとにかく素晴らしい。ギャレスは大きいものを見せるのは
 本当に抜群にうまいと思う。

 後半がいいのは、戦場の舞台がスターウォーズ過去作にない
 トロピカルなブルーで白い砂浜な美しい星なところ。
 ここでスノーウォーカーの兄弟機が出てくる逆の演出が(ここも巨大感が上手い)
 美しい楽園でのデススターをめぐる苛烈な戦闘を見せるコントラストが
 「シンレッドライン」のような無常感を生んでいる。

 そして千両役者のダース・ベイダーの場面。決して多くないが
 EP2-3のメソメソ男子ではなく、しっかし悪として成長しきった
 完璧な悪役をもう容赦ない無双感を見せる場面は感涙した。
 悪の美しいシーンはそれだけで危険な感動が生まれる。
 偉大なターキンもいい。


 自分の意見をそのまま書くと「帝国の逆襲」以降色々作られた作品は何だったと。

 3Dメガネが途中から曇って曇って大変。実際後半は涙が出て

 でも悪の魅力の格好良さ。宇宙戦のスケール感スゲーで

 どれも涙がでて大変だった。これは「良くできてる。楽しい」な

 「フォースの覚醒」にはなかった感覚だった。

 

 残念なのは日本では今回のウルトラパナビジョンな

 オリジナルサイズを上映出来る劇場が無いこと。

 シネスコが1:2.33位なのだが、本作は1:2.75と

 昔の「ベンハー」みたいな横長。

 まだシネスコの劇場では見ていないが、IMAX 3Dは若干上下に

 黒帯が入る普通のスネスコサイズだった。


 せめてソフト出す時はその画角で出してほしいが

 「フォースの覚醒」もIMAXシーンは3Dでも収録されなかったしなぁ。

 UHDを出した時にぜひウルトラパナビジョンで収録を願うところ。


 長くなったのでとりあえずここまでで。

 おそらく数度この冬見ると思う。
 そしてEP4のある意味ノー天気さの裏を思うと 

 色々と切なくなってくる。

 賛否ある作品だが、中後半はだれもが凄いと思うことだろう。

 ギャレスは難企画をちゃんと仕上げてくるところが素晴らしいなぁ。



[関連ソフトなど。K-2SOの行動が泣けるんだ…。見た人はわかるけれど


    

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by suzuki-ri | 2016-12-19 09:47 | 映画 | Comments(0)

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