DVD・ホームシアター

黙示録 -子供の時の衝撃とソフト化されて-

SWのDVDの話しでも書きましたが
子供の頃、父親につれられてよく映画に行きました。
京浜東北で1本の有楽町か上野で見る機会が多かったのですが
SWとは別のこの1本は、私の中に今でも残る事件でした。

地獄の黙示録
b0020749_19171831.gif


[ある意味トラウマ]
漫画映画(アニメ)が好きでなかった父は
恐竜100万年のリバイバルや
他の娯楽映画を見せてくれ、字幕が分からなくても
大画面に楽しんだのですがこの映画は違いました。
(今となっちゃ、よく小学生をつれて見せたよなぁ)

有楽町の日劇のまわりは大人だらけで異様な雰囲気です。
長い予告が終わり本編が始まると
なにやら不思議な雰囲気の曲(doors-the end)と
ヘリコプターの大軍、燃える森の映像に圧倒されました。
スターデストロイヤーが頭上を行った時と同じく。
なにやら「人を殺しに行く話」というのは分かりましたが
その他はチンプンカンプン。しかし退屈はしませんでした。

そして有名なヘリがワルキューレをBGMに
村を襲撃する所は瞬きできないくらいの迫力で
ポカーンとしていました。え?本当に死んじゃってるんじゃないの?
その衝撃からそのあとの展開は何がなにやらわからず
最期は「王様」を倒して静かに帰るという終わり方に呆然。
映画館でた後も、なにか夢でもみたような感じでした。


[VHS-LD]
その後はSWの帝国の逆襲やインディジョーンズ等の
娯楽映画につれていってもらい、黙示録の事は忘れていましたが
高校生の時にちょうど「プラトーン」が公開され
第2のベトナム戦争映画ブームみたいに盛り上がり
必ず「黙示録」の話しは出てきたので、また見たくなりました。
レンタルVHSで7年振りに見る黙示録は…
「やっぱり後半は分かりにくい....あれ?最期違うじゃん!」
そうです。子供の頃みた70mm版とは違った
森の大爆撃シーンがあるのです(のちに知りましたが35mmですね)
ますます分からなくなり色々な書物を古本屋&図書館などで探し
ロケで苦労した事。原作の事。ベトナム戦争の事…多数の書物を見ました。

社会人になりLDを購入。SWのノートリ版と2001年CAV版。
そして黙示録も当然購入しました。
ビデオより綺麗な画面は良かったのですが何か違う?

「両はじが見えない(トリミング)!」

当時はノートリミングのソフトは一部だけで
3:4のサイズに切られたのがほとんど。
「劇場で見た時はヘリがもっと飛んでたよなぁ」
と残念な思いが残りました。


[LB-LDと通関、DVDへ]
90年代に入り「アメリカでLB(レターボックス)のLDが出てるらしい」
と聞き、輸入版のLDが一部の店で見かけるようになりました。
LBは手紙の形から来てるのですが、横長のノートリの事で
友人のH氏(=Voodoo)も映画が好きで、渋谷や新宿などに良く行きました。
「国内版より綺麗でジャケも格好良く、発売が早い…」で
給料日には2.3枚買って色々話したものです。

そしてある日「地獄の黙示録 LB発売」のニュースが。
早速予約入れ発売日を待ちましたが入荷せず…。
店に行くと「通関で引っ掛かってる」との事。
まだ「ヘアー」が写ってるだけでNGの頃。
時計仕掛けのオレンジのLDが2.3万で取り引きされた頃。
(今じゃ1500円だもんなぁ)
黙示録も後半出てくる、ぶら下がった死体の
チン*が画面に写るのでNGだったのです。

えー!?ポルノじゃないんだからいいじゃん!!

全く…。と落ち込んでたら2週間後無事通関され
念願のノートリを見た時は徹夜で見まくりました。
画質も当時としては最高で、子供の時の記憶が蘇りました。

その後国内のLBも無事発売(チン*にボカシ付き)
数年後THX、AC-3(ドルビーデジタル版)の発売。
時代はDVDになり「途中でひっくり返さなくてもOK」に感動。
年もそれなりに来て後半部分も自分なりの解釈や楽しみもでき
自分の中の映画でトップランクに入る作品になっていました。
(1999年春の衝撃までは不同でした。その話しはまた別で)


[特別版の感動、残念な所]
2001年カンヌで「黙示録の完全版公開」のニュースが。
なにそれ!見たい!!ハートオブダークネスにあった
幾つかの切ったシーンが見られる!!とまた熱復活。
無事2002年の頭に公開され、3時間25分という長尺にも関わらず
4度時間を作って見ました。日劇では公開されなかったけど
綺麗になった日比谷スカラ座で見た時は本当に感動。
画面も音も最高!これだよやっぱり!と喜び
立花隆氏の本も買い「戸田字幕ゆるせじ…」など
1人で盛り上がりました。

が、残念だった所もあり
シーンが増えて分かりやすくなった後半。
今までのバージョンでは、ベトナムを含む全ての
戦争を暗示した感じだったのが(あくまで私の解釈)
「ベトナム戦争内」での話しに限定されたように思えたのです。
そして「フランス人プランテーション」のシーンも
あまりに9.11から近かったせいか
『アメリカは何と戦ってる?』というのが
今の事と結び付けやすく、雑誌媒体でも書かれた事です。


[ソフトとして]
画質&音響に関しては現在発売されている特別版が最高です。
ドルビーEXで再生すると包囲間も良く
移動間も自然で、なにより1枚で見られるのが素晴らしい。
その後、仏版の2枚組みPAL-DVDを購入しましたが
走査線のおかげでNTSCより階調が滑らかでした。
(我が家のピッチ問題で『早まわし』のままですが)
特典もカンヌでのインタビューなど一番充実。

まだDVD未発売ですが是非「ハートオブダークネス」も出してほしい。
ドキュメントとして、物を創造する人を見つめる作品として
傑作なのです。
Commented by voodoo at 2004-09-16 05:29 x
初めて見た時は後半寝てしまった。
割と最近、スカパーでロングヴァージョン見ました。
劇場で見ればよかったと後悔。
でもなげーよ!

と言いつつ長いの好き。
ロード・オブ・ザ・リングの長いヤツ(元もなげーよ!)
今度貸してね。
Commented by suzuki-ri at 2004-09-16 07:50
了解!
再会の時に、指輪の2つとサンゲリアをお持ちいたします。

そういえば秘宝にあったネタで花粉症が流行る時期
「キルゴア通信(だったかな?)」ってボンクラコーナーがあって
『わしも花粉症には困っておる!
杉林をナパームで石器時代にもどせ!
**がサーフィンやるか!」にはウケ。
名前
URL
画像認証
削除用パスワード
by suzuki-ri | 2004-09-15 11:39 | DVD・ホームシアター | Comments(2)

リドリー・スコットを中心に映画やBlu-ray、ZZ-R(休み)などページです。 FBでリドリー・スコット作品の海外・国内で購入できるBlu-rayを沢山紹介した「Ridley Scott作品のBlu-ray」もやってます。


by suzuki-ri