ブラックホーク・ダウン

お気に入りDVD(1)-ブラックホーク・ダウンの色々。

好きな映画は沢山あるのですが、
近年一番「残った」映画でこれを第1回に選びました。

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            BLACKHAWK DOWN

[はじめに]
93年ソマリアでの米・特殊部隊と現地民兵との
壮絶な市街戦を描いた本作。公開時期が9.11からアフガン攻撃という
微妙な時期だったため、賛否両論巻き起こした問題作。
しかし作品単体としてみれば、近代戦ものの傑作だと思っています。

リドリー・スコットのしっかりした空間設計の絵づくりは
市街戦の渾沌とした状態を見るものに体感させ
凄まじい音響効果で五感に訴えかけてきます。
究極の市街戦を約2時間。見る側を強引に引きずりこみ
体力を消耗させます。

終盤の朝霧の中、ヘトヘトになりながら走っていく兵隊。
それを遠くから冷めた目で見る人々と、歓声で迎える人々のシーンが出色。
「CNNで見るか、助けるか」と語っていた兵隊も
「簡単には割り切れない内戦」の現実を知り複雑な表情を浮かべる。
アメリカの戦争映画がこれほど「敗走」をしっかり描いたのは
いままで無かったのでは。




[DVDは沢山]
(北米)通常版、(国内)通常版、(仏)特別版、
(北米)特別版、(国内)特別版、(北米)SuperBit版と…。
通常版の違いは収録予告が国内版はテレビ用4種、劇場用が2種あり
ソニーピクチャー作品の予告のみの北米版よりオトクな感じ。
(メイキングは変わらず)
北米版はドキュメント調の落ち着いた感じ。
国内版はフィルターの色が鮮やかですが暗部がツブれる傾向に。
特別版の特典収録は仏、米、国内も基本的に変わらないが
収録予告編が仏はソニー作品2種、北米はテレビ&劇場用とソニー作品。
国内は北米収録+国内用(通常版収録と同じ3種)になっています。

仏はPAL版なのでプロジェクターで見ると、走査線が多く
細かい質感も上がっているのですが、
PALなので早回しになり音が高くなってしまうのが残念。
(デッキによっては調整できるのもあるそうですが…)
SuperBit版は転送レートも上がり、ローターのまわりに見られたノイズも少ない。
ヘリ機内の黒くツブれがちな画面も安定して
「本編を大画面で、とことん楽しみたい」なら買いでしょう。


この中でDTS収録なのは国内版の両方と北米・SuperBit版で
他は全てドルビーデジタル5.1ch。
(国内版の初期は「DTSのサラウンドchが逆に収録」という
トンデモない事がありましたね)

DTS、DD、吹き替え共にすばらしい出来で、まさに「部屋が戦場」に。
ウーハーからはヘリのホバリングの衝撃を体感したような効果があり
銃声、炸裂音、着弾が生々しくフロント3chで展開。
サラウンドは町中の空気感を再現。
プライベートライアンのような派手な
「フロントからサラウンド」みたいな作りではないが
異様な雰囲気をうまく再現しています。


本編のみなら、北米・SuperBit版がBESTだと思いますが
作品を色々な角度で楽しむには「特別版」を。
これほど質と量が充実したソフトは、なかなかありません。


[その他の道楽]
結局この映画の関連ものはパンフ、チラシ、単行本「強襲部隊」、文庫(強襲部隊の一部加筆)、英語レッスン用のスクリプト本(役たたねー)、ポストカード、UK版の特大ポスター、ハセガワUH-60のプラモ、韓国のブラックホークのプラモ(取り説ハングル語で読めないー)…と道楽三昧。
このテのジャンルでは地獄の黙示録、シン・レッド・ライン以来の
泥沼状態です。あぁ。
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by suzuki-ri | 2004-09-03 18:25 | ブラックホーク・ダウン | Comments(0)

リドリー・スコットを中心に映画やBlu-ray、ZZ-R(休み)などページです。 FBでリドリー・スコット作品の海外・国内で購入できるBlu-rayを沢山紹介した「Ridley Scott作品のBlu-ray」もやってます。


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