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映画

戦争映画ってジャンルで括られてもなぁ…。

先日、DIRTIESの若い衆が家に来た時
「suzuki-riさんって、戦争映画好きですよねぇ」と言われ
「歴史物が好きなんだよ。人類の歴史は戦いの歴史」と
陳腐な答えでお茶を濁した。

実際、持ってるソフトや好きな映画は沢山とは言わないが
そこそこある方だと思う。
なぜ好きか?と言いうちゃんとした答えはないが
「映画としての要素が詰まってる」というのも1つだ。
極限状態での人間ドラマや、スケールの大きな映像。
比較的予算がかかるジャンルなので、有名監督が撮っている…と
1本で様々な事が集約されてというのがある。

「戦場にかける橋」「史上最大の作戦」みたいに
スターも出て、それなりの格調もあり
映画として楽しむ事もできるクラシックもいいし
「ジョニーは戦場にいった」「ディアハンター」みたいな
戦闘シーンは無く(少なく)とも
絶対戦場には行きたく無いと言える絶望のドラマもある。

「地獄の黙示録」や「シン・レッド・ライン」みたいに
1つの文学や、芸術としても通用する作品。
「フルメタルジャケット」や「MASH!」、「博士の異常な愛情」の
ブラックな皮肉もいい。

「ブラックホークダウン」の乾いたドキュメントタッチも
「ワンス&フォーエバー」の古典的な良さも涙した。

それこそ「アラビアのロセンス」もそうだし
「グラディエーター」や「トロイ」だってその中に入るだろう。
潜水艦ものだっていろいろある。



で、どんなのがキライかと言うと…「ハッキリとは分からん」
じゃ答えにならないけど「勇まし過ぎるのは引いちゃう」かな?
あと「天と地」のオリバーストーンも苦手だし(JFKは好きだけど)
スピルバーグの2本も、いい場面もあるけど最後は…。
最初はいろいろ制約あって頑張ったのに
最後は物量かい!みたいなのも苦手だ。

しかし「9.11」を何でもかんでも持ち出して
作品を批判する姿勢は感心できない。
オシャレ系な本のライターに限ってこいつをふりかざして
作品の本質や、実際の事件や歴史を
見ていない場合が多くて頭に来る。

後は音響効果の進歩が楽しめるって
不純な気持ちもあるけど。


ちなみに私の母親から聞いた話だが
父との結婚前にデートで「グリーンベレー」を観たそうな。
ここで、もし別れていたら今の私は存在しないと思うと
非常に複雑なエピソードだ。
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by suzuki-ri | 2004-12-15 09:31 | 映画 | Comments(0)

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